2019-01-01から1年間の記事一覧

30.日の名残り イシグロカズオ

主人公、執事であるスティーブンスは以前の主人であるイギリス紳士、ダーリントン卿が亡くなった後、新たな屋敷の所有者であるアメリカ人のもとに仕えている。そのアメリカ人から旅行を勧められ、かつてともに働いていた女中頭のケントンに会いに行く。 ステ…

29.ホーキング宇宙のすべてを語る

面白かった!昔読んだ時よりは理解できるようになってたけど、特に量子力学とか出てきたあたりから難しくてぼんやりとしかわからなかった。 後半の方に宇宙を含むこの世の全事象を説明できる完全な統一理論があるかという話が出てきたんだけど、それについて…

28.健康成人第I相治験死亡について

自分のための備忘録として報告書を見て気がついた点を記載します。 私からどこが間違っていたなどの判断をするつもりはありません。ただ今後も自分の中で考えていきたい問題だとは思っています。 ・2〜10日の反復投与で本被験者は最高用量を投与された。投与…

27.おじいちゃんがボケた

おじいちゃんは9年前にアルツハイマー病と診断された。もっとも家族がその病名を知ったのはおよそ一年前くらいである。医者が病名を言わずにあまりにも婉曲に症状を伝えたため、伝えられた当時にその病気と気づかなかったのである。もともとおじいちゃんは天…

26.カラマーゾフの兄弟、ドストエフスキー

上中下、トータル2000ページ近くある大長編作。すごい長かった!読むのに1ヶ月近くかかった。 面白かったけど難しかった。ただこの本が色んな作家の作品に影響してるのはよくわかった。一本のネギと蜘蛛の糸の相関とか。どんだけ否定しても誰にも聞いてもら…

25.ロリータ ウラジミール・ナボコフ

この本を読むのは2回目だった。きっかけは「テヘランでロリータを読む」という本にロリータの話が出てきたからだ。その本の作者はロリータに対して同情的な気持ちを持っていた。「ロリータを魔性の女だととらえる意見も多くあるが、彼女は孤児であり行き場が…

24.ピンポン

昔好きだったアニメを久しぶりにみた 高校1年生のペコとスマイル。二人は弱小卓球部のエースと言われていた。特にペコに対みんなの期待が高く、それに比べるとスマイルは地味な印象だった。 しかし小泉、コン、風間と次第にスマイルを評価する人が現れてくる…

23.愛がなんだ

この前映画を観に行って面白かったので原作も買った。原作と映画はやや内容が違う部分もあったけど、映画の方が見せ方がよく面白いと思った。 マモちゃんは弱い人だなって思う。典型的な自己愛肥大型男。自分は何かできると思っててでも心の奥底では自信がな…

22.やすこちゃん

昨日は高校の後輩と先輩の結婚式だったので地元へ!とてもよかったししばらく会ってない人達に会えてとても嬉しかった(^ ^) 髪をセットするために地元で小さい頃から通ってる美容室に。そこにはやすこちゃんという妖怪が出るのです。 やすこちゃんというのは…

21.今日も一日君を見ていた 角田光代

これは小説家の角田光代が大ファンの西原理恵子から猫をもらって、初めて猫と暮らす話。 角田光代は猫を飼ったことがなく、飼う前はむしろ犬派で犬を飼いたいと思ってたそうだ。それが大ファンの西原理恵子に初めて会った時「産まれたら猫あげようか?」って…

20.嫉妬

村上春樹の「夢を見るために僕は毎朝目覚めるのです」というインタビュー集を読んでいる。そこで村上春樹が「スプートニクの恋人は嫉妬の感情がないからリアリティがないと多くのメールがきた」と話していて驚いた。その時初めてこの小説に嫉妬の感情がなく…

19.本について

自分が文字を読めるようになったのは3-4歳頃だった。その頃あたりに保育園の絵本や紙芝居が置いてある本棚を見上げて、「これを全部読んでやる」って思ったのを覚えている。 そして小学校に上がり、市立図書館の児童書をほとんど読みつくし、小6で小説を読み…

18.不忍池で考えた

昨日は大学の友達と飲み会をした。 上野は久しぶりだったので早く行って科学博物館を見ようと思った。大体予想はできていたが朝全く起きることができず、結局着いた時には科学博物館に行けるほどの時間は残ってなかった。 そこで不忍池に行って本を読みなが…

17.九星気学

この前九星気学の相性占いサイトを見かけた。 九星気学とは生年月日を使い、本命星、月命星、日命星を占うものである。方角の吉凶も占うことができるらしい。 日命星は7歳まで、月命星は8〜18歳まで、本命星はそれ以降の歳の運勢を占う時に用いられる。成人…