19.本について

自分が文字を読めるようになったのは3-4歳頃だった。その頃あたりに保育園の絵本や紙芝居が置いてある本棚を見上げて、「これを全部読んでやる」って思ったのを覚えている。

そして小学校に上がり、市立図書館の児童書をほとんど読みつくし、小6で小説を読み始める。最初に読んだ本はよしもとばななの「キッチン」だった。今でも大切な本。

その後おじいちゃんの書庫をあさって芥川龍之介全集を読破し(歴史的仮名遣いで書いてあってそれを読んでたから古典で困らなかった笑)、太宰治などにはまっていく。

思えば部活が忙しくなる前の中1くらいまでの10年くらいの間が一番本を読んでいたと思う。本当に貪るように読んでいた。

まだ自我も定まってない幼少期からどうしてこんなに本が好きなのか未だによくわからない。ただ本は私の知らない知識や、感情や体験をさせてくれた。そして本から得たフィルターを通して世界を検証するようになった。少しずつ周りの人の気持ちがわかるようになってきた。

なんでこんなに本が好きなのか、どうして身体の底から湧き上がるような静かで深い喜びがあるのかわからないけど、もし本を読んでなかったら今頃とても孤独だったと思う。

これからもたくさん本を読んでいきたいな!

本当に好きなことを言葉にするのは難しくてなんかあんまうまく書けなかったけどとりあえず終わり笑